【歯科医が解説】ホワイトニング歯磨き粉で歯は白くなるのか
- 審美歯科
ドラッグストアやネットでよく見かける「ホワイトニング歯磨き粉」。
「これで歯が白くなるなら、わざわざ歯医者に行かなくてもいいのでは?」
そう思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えします。ホワイトニング歯磨き粉で、歯そのものの色が白くなることはありません。
ただし、「まったく意味がない」わけでもありません。
この記事では、
・なぜ白くならないのか
・何ができて、何ができないのか
・歯を本当に白くしたい場合の正しい選択肢
を、歯科医の視点からわかりやすく解説します。
そもそも歯の色は何で決まっているのか?
歯の色は、表面だけで決まっているわけではありません。
歯は大きく分けて、外側のエナメル質と、内側の象牙質で構成されています。
エナメル質は白く見えますが、実は半透明です。
そのため、内側にある象牙質の色(やや黄色味)が透けて見え、これが歯の「基本の色」になります。
重要なのはここです。歯の本当の色は、歯の内部で決まっているという事実です。
ホワイトニング歯磨き粉の正体とは?
ホワイトニング歯磨き粉の多くは、次のような目的で作られています。
・歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)を落とす
・再着色を防ぐ
・歯をツルツルにして光の反射を良くする
つまり、「歯を白くする」のではなく「汚れを落とす」ものです。
なぜ歯磨き粉では歯は白くならないのか?理由は明確です。
歯磨き粉は、歯の内部に作用できないからです。
歯科医院で行うホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素といった成分が歯の内部に入り込み、
象牙質の色素そのものを分解します。
一方、ホワイトニング歯磨き粉にこれらの成分は含まれていません(医療行為にあたるため)。
そのため、どれだけ毎日使っても、歯の内側の色が変わることはないのです。
「白くなった気がする」の正体
それでも「ホワイトニング歯磨き粉で白くなった気がする」と感じる人がいるのはなぜでしょうか。
理由は主に3つあります。
まず、表面の着色が落ちたことで、本来の歯の色に戻ったケース。
次に、歯の表面が滑らかになり、光の反射で明るく見えるケース。
そして、使用前との比較による心理的な錯覚です。
これは決して悪いことではありませんが、「歯そのものが白くなった」わけではない点は理解しておく必要があります。
関連記事:【歯科医が解説】ホワイトニングは歯を削らない審美治療 白くなる科学的根拠とは?
研磨剤が多い歯磨き粉には注意が必要
一部のホワイトニング歯磨き粉には、研磨剤が多く含まれているものがあります。
研磨剤は、着色を落とす効果がある一方で、使い方を誤ると、エナメル質を傷つけてしまう可能性があります。
エナメル質が薄くなると、歯が黄ばんで見える、知覚過敏が起きやすくなるといった、
逆効果になることもあります。「白くしたい」つもりが、
かえって見た目を悪くしてしまうケースもあるのです。
ホワイトニング歯磨き粉は意味がないのか?
ここで誤解してほしくないのは、ホワイトニング歯磨き粉が無意味というわけではないという点です。
ホワイトニング歯磨き粉は、
・着色の予防
・歯科医院でのホワイトニング後の白さ維持
・日常的なケア
こうした目的には、とても有効です。つまり、「白くする主役」ではなく、「白さを守る脇役」
として使うのが正しい位置づけです。
歯を本当に白くしたい場合の正しい選択肢
歯そのものの色を明るくしたい場合、選択肢は限られています。
・歯科医院でのホワイトニング
・セラミック治
このうち、歯を削らずにできる方法は、歯科医院でのホワイトニングだけです。
まずはホワイトニングで、自分の歯がどこまで白くなるのかを知る。
それが、後悔しない審美治療の第一歩です。
大井町でホワイトニングを検討している方へ
大井町フラミンゴ歯科では、ホワイトニングを始める前に、必ず口腔内を診断します。
・虫歯や歯周病の有無
・着色の原因
・歯磨き粉やケア方法の見直し
これらを踏まえた上で、その方にとって本当に必要な治療をご提案します。
「歯磨き粉で十分なのか」「ホワイトニングが適しているのか」
その判断も含めて、丁寧にご説明しています。
まとめ|歯磨き粉でできること、できないことを正しく知る
ホワイトニング歯磨き粉で、歯そのものの色を白くすることはできません。
しかし、正しく使えば歯をきれいに保ち、白さを維持する強い味方になります。
大切なのは、「何ができて、何ができないのか」を正しく知ること。
歯を白くしたいと感じたら、まずは歯科医に相談してください。
大井町・品川区周辺でホワイトニングについて正しく知りたい方は、
大井町フラミンゴ歯科までお気軽にご相談ください。
削らずにできる選択肢から、一緒に考えていきましょう。